2024年9月28日土曜日

報告:横堀農業研修センター裁判現地学習会

  9月21日、横堀農業研修センター裁判を支える会、一般社団法人三里塚大地共有運動の会は、横堀農業研修センターで「横堀農業研修センター裁判現地学習会」を行った。
 午前は、「横堀壁画プロジェクト2024」が製作した「横堀風景」壁画の設置作業を取り組んだ。10数人でコンパネに描いた絵を、単管パイプで作った柱に取り付けた。
 「横堀風景」画の正面右に熱田一さん、熱田テルさんがおり、大きなにオニギリを持っている。さらに畑作業、草取りから左端は横堀鉄塔下で空港をにらみつけている「闘う農民像」が描かれている。正面の青い地球は成田空港拡張によって環境破壊にひた走る現在への抗議だ。三里塚大地共有運動の会が掲げた「ストップ!温暖化!成田空港はまだ田畑山林(東京ディズニーランド20コ分!)をつぶすのか」のスローガンを表現しているだろう。

空港会社の主張を批判

 午後は、辻和夫さん(三里塚大地共有運動の会事務局)による「横堀農業研修センター裁判の紹介と解説」というテーマで報告(①横堀農業研修センターとは ②反対同盟と共有者が提訴された ③ずさんな地番問題 ④全面的価格補償という名の強奪 ⑤話し合い解決を否定 ⑤「新しい成田空港構想」(成田空港会社)、「成田空港を核とした国際航空物流拠点機能強化について」(国土交通省)批判)した。
 すでに横堀の入口、小屋場(こやば)は第3滑走路工事のため木々が切られていた。学習会は、政府・空港会社の環境破壊、周辺住民の生存権破壊までして空港生き残りへと加速している姿を浮き彫りにした。逆に横堀農業研修センター、横堀鉄塔、案山子亭などの拠点によって空港会社の横暴なやり方を止めていることを明らかにしている。
 終了後、参加者全体で柳川秀夫さん宅を訪問し、壁画作業、横堀農業研修センター裁判の取り組みなどを報告した。(Y)



2024年9月1日日曜日

「新しい成田空港構想」を読む  空港生き残りで周辺住民が犠牲に

 成田空港会社田村明比古社長は7月3日、国土交通省を訪れ、再編内容をとりまとめた「新しい成田空港構想」報告書を提出した。

 構想の目玉は、3か所に分散した現行の旅客ターミナルを1か所に集約するワンターミナル化と、分散する貨物施設を1か所にまとめた新貨物地区の整備で、30年代前半の一部供用開始を目指す。
 報告書のイラストによると新ワンターミナルは横堀、木の根に造られる。新貨物地区は新ターミナルの北東、一鍬田(ひとくわだ・多古町)、中谷津(芝山町)に配置される。
 国際線旅客数は増加傾向ではあるものの、アジア圏の他空港の旅客数が大きく伸びており、旅客数ランキングでは2000年の8位から2019年の18位と徐々にランクを下げている。貨物は金額ベースで日本最大の貿易港であり、国内航空貨物の6割を扱っている。しかし、貨物においてもアジアや中東の空港に遅れをとり、やはり徐々に順位を落としている。
 成田空港が生き残るにはどうするのか。生産拠点の海外移転や人口減少で、日本発着の貨物(輸出・輸入)に頼っていては取扱量の増大は見込めない。旅客や貨物を増やすためには、ハブ空港となり、乗継客や継越貨物を取込まなければならない。そのために貨物地区は物流事業者が利用しやすい施設をつくるというのだ。さらに、隣接する多古町飯笹(鷹ノ巣)地区(70ha)に計画されている豪州グッドマングループの国際物流拠点との一体的運用も考え、建設中の圏央道に新たなインターチェンジを造ることも求めている。
 課題は、アクセス問題や人手不足、隣接地の農地転用規制など山積みだ。最大の課題は8000億円と試算された事業費。空港会社では調達できないため、新滑走路の整備と並ぶ国家プロジェクトとして国に頼りたいのだ。 報告書には「地域共生まちづくり」の項目もある。歴史的経緯から「空港周辺地域の開発は部分的なものにとどまってきた」「ビジネス街区」「人材確保のための教育施設や住宅街の整備の開発が大きく進展しない状況」と総括し、この地域が農村であり農業で生きてきたことを否定している。空港を中心とした空港のための人材・まちづくりを、行政と一体で進めるとしか読めない。
 熊谷千葉県知事は空港会社社長、自民党議員らと、7月29日首相官邸を訪ね岸田首相に要望書を提出した。要望書は、成田空港を核とした物流・産業機能の充実を求める内容で、国家戦略特区の活用も求めた。首相は「国家プロジェクトとして国際航空物流拠点の機能強化が図られるようにしっかりと対応したい」と述べ、8月にも国家戦略特区諮問会議を開いて議論する考えを示した。農地よりも物流が大事だと言っている(T)


2024年8月26日月曜日

9.21横堀を壁画でにぎやかに & 横堀農業研修センター裁判現地学習会

 横堀農業研修センターの裁判による破壊を許さない
ストップ温暖化!


日時 9月21日(土)午前10時「東成田」集合/午前・壁画作業
   現地学習会 午後1時~
      ①センター裁判報告
      ②空港機能拡大-第3滑走路建設の現状
場所 横堀農業研修センター

・会場への行き方/東成田駅地上 10時00分集合 迎えの車待機
 8:11発 京成上野 京成本線特急成田空港行→9:20着 京成成田 乗換
    京成東成田線 芝山千代田行 9:40発→9:40着 東成田

[学習会から参加]東成田駅地上 12時30分集合 迎えの車待機
 10:54発 京成上野 京成本線快速特急京成成田行→11:58着 京成成田 乗換
    京成東成田線 芝山千代田行 12:14発→12:20着 東成田
※車に乗る場合は連絡先まで連絡ください。

▼主催 横堀農業研修センター裁判を支える会、一般社団法人三里塚大地共有運動の会
 連絡先 東京都渋谷区初台1‐50‐4‐103 一般社団法人三里塚大地共有運動の会
 TEL03-3372-9408  daichikyoyu@sanrizuka.net
 郵便振替口座 00130-6-697201  
 口座名称 一般社団法人三里塚大地共有運動の会


▼成田国際空港会社は横堀農業研修センター(旧労農合宿所)の建物を撤去し、土地を強奪するための裁判を、三里塚芝山連合空港反対同盟と柳川秀夫さん(同盟代表世話人)ら共有者を被告として、昨年8月千葉地裁に提訴してきました。
 1月から始まった口頭弁論で、空港会社は被告側の反論・疑問に正面から答えることなく、第3滑走路建設に必要な土地だと、土地強奪を認める判決を求めています。
 11月11日の次回口頭弁論では、柳川秀夫さん、平野靖識さんの証人尋問が行われます。

 9月21日、横堀をにぎやかにする壁画運動と、1月からのセンター裁判の内容・争点について裁判を支える会事務局からの報告を受ける現地学習会を開催します。横堀現地に集まろう!

■横堀農業研修センター第4回裁判(口頭弁論)
11月11日(月)/千葉地方裁判所午後1時15分集合、整理券配布・午後1時30分(予定)、開廷午後1時45分/千葉地方裁判所601号法廷/柳川秀夫さん、平野靖識さんが証言


2024年7月23日火曜日

三里塚フィールドワーク2024

7月14日、三里塚フィールドワーク2024が行われた。主催は三里塚大地共有運動の会とセンター裁判を支える会。参加者はスタッフを含め33人。

午前9時半過ぎ、成田駅前を出発し、車内から東峰地区を見た後、横堀へ。
最初に横堀鉄塔へ。鉄塔、案山子亭、農民像、原勲さんの墓の説明の後、希望者は鉄塔に上って、空港建設の現状について説明を受けた。

次に昨年8月に土地取上・破壊裁判を起こされた横堀農業研修センター(旧・労農合宿所)へ。

平野靖識さん(三里塚歴史考証室)は「労農合宿所は三里塚闘争の中心の一つだった。
91~94年のシンポジウム・円卓会議で国・空港公団は今後空港建設であらゆる強制的手段を取らないと約束。土地収用の根拠になる事業認定を取り下げた。隅谷調査団最終所見では滑走路は合意を形成しながら建設するとされた。我々が合意しなければ建設はできない。

空港会社は、今回撤去を求めて裁判を起こしたが、理は我が方にあり。
空港公団は民事裁判で77年に大木よねさんの畑を取り上げた。このような民事裁判、検問など嫌がらせも『あらゆる強制的手段』に含まれる」




続いて、木の根ペンションに移動。有機野菜弁当の昼食をとった。
子どもの頃に泳いでいたプールを11年に復活させ、木の根ペンション・プールでのイベントを行っている大森武徳さんは「木の根イベントで生演奏の盆踊りを実現。木の根をきっかけに地域の輪が広がっている。若者がここにくれば、社会問題にふれるきっかけになっている。80年代の三里塚の姿と似ている。そういう人たちが集まることが維持活動につながっていく。
当時の若者たちは献身的な活動をしていた。どうやって農民たちを支援していくかを必死に考えながら、当時の現闘の人たちが都市と農村、生産と消費を結ぶとやっていったのを受け継いでいく。皆でイベントを作り、細く長く維持していく。15年後までに維持管理する若者を育てられたらと思う」

次に、柳川秀夫さん(三里塚芝山連合空港反対同盟代表世話人)を訪ね、話を伺った。
柳川さんは「百姓をやっているが、気温が高くて影響を受けている。
空港を拡張しようとしているが。生存に関係するような経済成長が続いている。その矛盾が出てきている。生存が脅かされていく。
田畑が空港会社に渡っている。原野に還るのなら反対しないが、コンクリートに変わる。非常に残念。
菱田地区では有機農業をやっているところは続いているが。山武農協千代田支所に出荷している農家は菱田地区で2軒。ここから見えるところが集団移転地で移転してくる人もいるが、多くは高齢者。
農業をする人がいなくなるのが、崩壊する全ての元。一方で滑走路を増やして発展しようとする。
横堀の私たちの土地、建物が取られようとしている。鉄塔の場所もますます大事になっていく。今後もがんばっていきたい」

第3滑走路計画でつぶされようとしている菱田地区へ。

大森万蔵さん(元辺田部落在住)を案内役に、反対同盟の中心だった辺田、中郷、中谷津、東をまわった。
辺田、中郷はB滑走路騒音地域となり、住居は90年代後半に移転。中谷津、東は第3滑走路で移転対象になる。
第3滑走路の高さは海抜40メートル。数十メートルの盛土が必要になり、中郷・東は滑走路として埋め立てられる。辺田の田畑は遊水地となり、水没する。
万蔵さんの話は、部落で決めると部落ぐるみで反対闘争を闘ってきた古村など、当時の闘争、反対同盟について当事者でないと分からない内容で好評だった。

続いて、第3滑走路北端の多古町一鍬田へ。
町が集団移転先を決め、移転が進んでいる。一鍬田と中郷は機能強化計画で貨物地区となる。無着成恭の寺として知られた福泉寺には、期限までに連絡がなければ無縁仏として改葬するという成田空港会社と一鍬田区長の改葬公告が貼ってあった。

最後に第3滑走路南側となる加茂へ。途中、第3滑走路用地との境となる圏央道の準備工事現場が見えた。
加茂は、731部隊・石井四郎の出身地として知られる。B滑走路で一部が移転。今回第3滑走路で再移転を含めて地区全体が移転を迫られる。
石井四郎実家跡近くにある普賢院は廃寺状態になっていた。
岩山記念館を遠望して、柳川さん、平野さんが証言する次回口頭弁論(11月11日)傍聴の呼びかけが行われ、空港2ビル駅で解散した。

2024年7月4日木曜日

7月1日、横堀農業研修センター第3回裁判傍聴行動

 7月1日、横堀農業研修センター裁判の第3回裁判傍聴行動が行われた。

横堀農業研修センター裁判を支える会では今回も街頭宣伝。雨のため、10分遅らせて千葉県庁前で横断幕を広げてアピールとチラシまき。

千葉地裁では、これまでと同じく601号法廷のある6階廊下で開廷15分前に整理券配布、10分前に傍聴券への引換。
午後2時過ぎに開廷。30人が傍聴。被告では佐藤幸子さんが出席。柳川秀夫さんは欠席。裁判長が清井礼司弁護士に準備書面の内容について質問。裁判は30分近く続いた。
被告側が出した書面で、研修センターのある共有地の地番が「125-1」から1989年の仮処分の時に「125-3」となったことについて土地の分筆からの経過を取り上げた。
清井弁護士は、空港公団が共有者に無断で、共有地の番地を125-3番地に変えたことの問題性を指摘した。
続いて、シンポ・円卓会議で滑走路建設で強制的手段を取らないと約束したにもかかわらず、土地取上げ裁判を起こしたことについて質問があった。
被告側が求めた田村・成田空港会社の証人尋問について、空港会社は代表者の尋問は不要と拒否してきた。
裁判長は強制的手段を取らないと約束にもかかわらず、いきなり裁判を提起したことを争点であること確認。

閉廷後、千葉県教育会館で裁判報告集会。26人が参加。

清井弁護士は「今回、こちらは2つの準備書面を出した。分筆の経緯に問題があるというのがメインテーマの一つ。今回の土地は、元々「125番地」という大きな農地。これを「125-1」という宅地と「125-2」の農地に分筆。「125-1」の土地が共有地として提供された。
それを空港公団は、125-1は125番地の角の土地で、合宿所の土地は「125-3」だと番号を付け替えた。
2つ目は、今後滑走路問題は話し合いで解決していくと政府・公団は言っている。空港会社のホームページにはそう書いてある。話し合いの呼びかけすらなしに、今回いきなり裁判を提訴したことに対して、一旦裁判を取り下げろと持って行きたい」

続いて、辻和夫さん(事務局)が地番問題について補足説明。

被告の佐藤幸子さんは「どこで楔を打つのか。いろんな矛盾が出てきているが、議論を詰めていかないと逃げられてしまうと実感する」

次回で証言する平野靖識さんは「次回は準備して臨みたい。共有地を取り上げるために、こちらのことわりもなしに土地を分筆した。粘り強く抗議していきたい。
シンポ・円卓会議の出口ではあらゆる強制的手段を取らないと書かれた。国土交通省・空港会社には受け入れた責任がある。シンポ・円卓会議は、土地収用法以外の民事的手段が強制的手段に含まれることが明らかにした。裁判は許されない」

7月14日の三里塚フィールドワーク、横堀壁画運動についての呼びかけ。渡邉充春さんから関西の報告が行われた。

次回は9月17日の進行協議の後、口頭弁論は11月11日13時45分。千葉地裁601号。柳川秀夫さん、平野靖識さんの証人尋問が行われる。

2024年6月28日金曜日

巨大開発(成田空港拡張)の横暴にNO!を 疑問だらけ!!空港会社の裁判書面

 

株式会社は、空港の東に隣接していた横堀農業研修センター(以下「研修センター」)の地権者に対して、土地の売り渡しと建屋の撤去を要求する裁判を、千葉地裁に起こしました。

 研修センターは、三里塚闘争連帯労農合宿所として1977年に開所して以来、45年以上にわたって、巨大開発や強者のゴリ押しによる生活破壊や人権侵害を問い続ける場として活用されてきました。
 現在、研修センターの建物が建っている土地は、一坪共有運動によって複数の地権者で共有されています。



<ひとつの土地に複数の地形図>
 この裁判では、空港会社から香山新田字安戸台125番地(一坪共有地はその一部)の地形図が、いくつも提出されています。
 ところがその地形図を見比べていくと、図面ごとに地形がバラバラです。(大きく分けて3種類)
 左側に上辺の長さを基準にして縮尺をあわせて並べまてみましたが、一見して形も大きさも違うことが分かります。
 私たちは一坪共有地の場所(以前は住宅地)が分筆された1954年からの歴史的な経緯をたどり、左のA図が一番正しいと考えていますが、どうやら空港会社は、B図で裁判を進めたいようです。
 では、C図は何なのでしょうか。











2024年5月30日木曜日

巨大開発(成田空港拡張)の横暴にNO!を

横堀農業研修センター裁判を支える会  

東京都渋谷区初台 1-50-4-103 tel:03-3372-9408

 

 昨年(2023年)8月2日、成田国際空港株式会社は、空港の東に隣接していた横堀農業研修センターの地権者に対して、土地の売り渡しと建屋の撤去を要求する裁判を、千葉地裁に起こしました。

 成田空港は現在、空港の機能強化と称して、第3滑走路の建設を進めています。
 現B滑走路の南側に3500mの滑走路を建設するこの工事は、空港の敷地を今の約2倍に広げ、20m以上の高低差のある谷を埋め山を削り、田畑を潰し、1000戸を越える住民に移転を迫る巨大な環境破壊工事です。
 飛行機の発着時間を延長し、年間発着回数を現在の倍になる50万回を予定するこの拡張計画が、騒音公害を激甚化・広範化させることは自明です。既に飛行時間延長の差し止め訴訟が千葉地裁に提訴されており、また、現状の騒音においてさえもその被害に耐えきれなくなった住民約150人による損害賠償の集団訴訟が提訴されています。
 また、広大な地面をコンクリートで覆うことによる地下水への影響や、行き場を失う雨水による浸水被害、森林伐採による野生動物への影響などの懸念があります。
 空港会社は、右肩上がりの需要予測を示して、空港拡大の必要性や雇用の増加を喧伝しています。しかし、この予測通りの需要増加が本当にあるのかは、はなはだ疑問です。巨大開発が計画される度に、事業者に都合の良い設定やデータによる需要予測に振り回されてきた苦い歴史を、私たちは忘れてはいけません。
 空港拡大の見返りとして周辺自治体に配られる周辺対策交付金。これも危険な罠です。交付金に頼る地域運営に未来はありません。私たちは交付金蟻地獄から脱却できた事例を、未だに聞いたことがありません。

 そもそも地球沸騰化や地球資源の枯渇などの危機が言われている現在、かつての高度経済成長やバブル期を追い求めるような経済の「発展」のあり方は、一度立ち止まって検証する時期に来ています。

 今回の土地売り渡しに関して、空港会社が地権者との丁寧な話し合いを模索したことは一度もなく、自らの成長の前では周辺の小さな地権などは蹴散らしてもかまわない、という態度に終始しています。
 横堀農業研修センターは、三里塚闘争連帯労農合宿所として1977年に開所して以来、45年以上にわたって、巨大開発や強者のゴリ押しによる生活破壊や人権侵害を問い続ける場として存在してきました。今回の空港会社の横暴には抗わざるを得ません。

 本日13時30分から千葉地裁で、この横堀農業研修センター裁判の口頭弁論が開かれます。私たちは、ひとりひとりの生活や人権が重視される社会に向けて、この裁判に臨んでいます。是非、皆様のご注目ご支援をお願いします。

 ○横堀農業研修センター裁判 法廷予定
  第3回 口頭弁論 2024年7月1日(月) 14時00分~ 千葉地裁 601号法廷

第1回口頭弁論(2024/01/29)陳述書
三里塚芝山連合空港反対同盟代表世話人
                  柳川秀夫

 今般、成田空港会社は私たち三里塚芝山連合空港反対同盟(以下、反対同盟)および共有者4名に「申入書」(4月15日付)を送りつけてきました。
 それには「本書面到着後1か月以内に本件各建物等を収去して、下記土地を明け渡していただけない場合は、当社といたしましては、法的措置もやむを得ないものと考えております。」とありました。第3滑走路に必要な土地を手に入れるため、有無を言わせずに土地を取り上げるという恫喝そのものです。 訴状では、原告は「政府全額出資(資本金1197億3680万円)の株式会社であり,被告栁川外3名に対する上記賠償額の全額を支払う能力を十分有している。」と述べています。

 訴状の理由として、主要な国際空港として成長し、これからも増大が見込まれる。
 そのため、空港拡大を図り機能強化(第3滑走路)の必要があるとしています。
 はたして機能強化のために明け渡せといわれる場所が決定的に阻んでおり、何としても収去が必要なのか、理由として不鮮明なところです。
 又、土地明け渡しの補償金額の提示により、収去という最終の道を示した一方的通告であります。
 空港問題の歴史を遡るまでもなく、又、ウクライナ、パレスチナ等での事態でも明らかなように強行手段は必ず反撥があり、不幸なことが伴うものです。
 時の流れとして文明はそのような蛮行を超えなければならないと思います。
 三里塚では、1966年の閣議決定後、「国策」として地元の農民・住民の意志を国家権力・警察機動隊の暴力で抑え込み、空港建設を推し進められてきました。位置の決定から建設、開港まで全ての過程でこのようなことが行われてきました。
 一坪共有運動は強権的な空港建設に反対する取り組みとして始まり、旧労農合宿所は三里塚に心を寄せる人々が集う場として1977年から長年活用されてきました。
 政府・旧空港公団は1993年の公開シンポジウムで、それまでのやり方が誤りであったと謝罪し、「今後強権的な手段は用いない。話し合いによる解決をはかる」と約束しました。約束に従って、土地強制収用の根拠となる事業認定を旧運輸省は取り下げました。
ならば、今回のような土地明けわたし、建物撤去の裁判は起こされてならないはずです。
 私たち反対同盟は、1991年から1993年の政府及び新東京国際空港公団(現・成田国際空港株式会社)とのシンポジウムで、地球的課題として持続可能なあり方を提案して、空港という巨大開発が問題ではないかと問題提起をしてきました。
 巨大開発の問題は、地球の人類の生存、地球全体の生存に関わるところまで事態は深刻化しています。私たちの考え方としては、腹八分をものさしとした社会をきちんと考えなければならないということです。温暖化が問題になっているときに、土をひっぺ返して、なおさら温暖化に近づくようなことをなぜやるのかと言わざるを得ません。横堀研修センターの周辺がまがりなりも樹木が繁り自然の状態を維持できていたのも、私たちが横堀農業研修センターと共有地が守ってきたからに他なりません。1966年より57年間守られてきた土地が蛮行の対象になろうとしています。
 畑で農作業をしていると変化がよく分かります。昨年は雨が降らない日々が何カ月も続き、雨となるととんでもない大雨が降りました。今や世界中、人類の生存にかかわる事態になっており、これをどうするのかが地球の課題になっています。
 更に緑の大地をひきはがし、コンクリートで固めようとすることはあらゆる意味で大罪です。
それなのに、空港をもっと巨大化させ、谷津や田んぼを埋め、コンクリートで固めようとしている。これは今の時代の要請に合致することではありません。
 反対同盟は空港会社のこのようなやり方を断じて認めることはできません。
 私たちはこのような観点から、横堀農業研修センターの土地の取り上げ、建物の撤去には反対し、空港会社の訴えの却下を求めるものです。

2024年1月29日


2024年5月25日土曜日

7.14 成田第3滑走路計画 三里塚空港フィールドワーク 見て、聞いて、学んで

集合:7月14日(日)午前9時:京成成田駅東口
帰路 18時00分 JR・京成空港第2ビル駅 解散

横堀  横堀農業研修センター(23年空港会社が取上裁判提訴)、横堀鉄塔、案山子亭

木の根  木の根ペンション・プール
一鍬田  第3滑走路計画北端
菱田   第3滑走路の中心
加茂   第3滑走路計画南端

・マイクロバス2台 先着40名/応募締切 7月7日=下記まで申込下さい。
・費用 実費頭割り(レンタカー代・ガソリン代・資料代等)。1人当たり 3000円程度

注意事項
 昼食は持参ください(現地では買えません)
 雨天決行・雨具を忘れずに。
 荒天中止の場合は、前日7月13日朝までに決定します。

主催 横堀農業研修センター裁判を支える会、一般社団法人三里塚大地共有運動の会
申込先 東京都渋谷区初台1‐50‐4‐103一般社団法人三里塚大地共有運動の会
℡03‐3372-9408 Fax03‐3372-9402
メールアドレス kyoyu@sanrizuka.net



2024年4月28日日曜日

4月22日 横堀農業研修センター第2回裁判傍聴行動

 4月22日、横堀農業研修センター裁判の第2回裁判傍聴行動が行われた。 横堀農業研修センター裁判を支える会では、雨が上がった千葉県庁前で反対同盟旗と横断幕を広げ、アピールとチラシまき。チラシはすべてなくなった。
  千葉地裁では、601号法廷のある6階廊下で15分前に整理券配布、傍聴券への引換が行われた。
 13時半に開廷し、約30人が傍聴。
 裁判では空港会社が提出した追加の証拠を確認。
 次回、こちら側の反論の書面を出すことを確認。次回が7月1日であることを確認し裁判は終了。
 弁護士は裁判官、原告側弁護士と協議。
 閉廷後、裁判報告集会には31人が参加。
 清井礼司弁護士は「今日は口頭弁論ではなく、口頭弁論準備手続き。4月で裁判官が交代した。
 裁判官から早めに証人尋問実施を考えていると言われた。日程は未定。こちらは田村・成田空港会社社長の証人申請をしたが、これについてどうするか、原告会社側で決めるように裁判官は指示した。向こうが起こした裁判で社長が出てこないとなれば、やましいことがあると思われてもしょうがない。次回期日までに今日、会社側が出した準備書面に反論する」
 事務局は地番、図面での空港会社の訴状のでたらめさを指摘した。
 山崎さんから、ネギの収穫作業のため欠席した栁川さんのメッセージを紹介。
 被告の佐藤さんは「弁護士から被告としての自覚を高めよと言われたので、次回以降キリっと対応したい」
 壁画運動について宮下さんから呼びかけ。
 4月14日の横堀花見について中川憲一さんが報告、
 最後に次回7月1日の裁判傍聴、7月14日フィールドワークへの呼びかけが行われた。

2024年4月12日金曜日

4.7横堀農業研修センター(旧労農合宿所)裁判を支える東京集会


4月7日、横堀農業研修センター(旧労農合宿所)裁判を支える東京集会を開催した。
参加者は73人。主催は同裁判を支える会。

集会では、合宿所の歴史、活動を紹介した写真パネルがはりだされ、三里塚での様々な運動を撮った写真アルバムの展示も。
集会資料では、合宿所の歴史の年表、被告にされた柳川秀夫さんの陳述書などを配布。

集会第1部「労農合宿所の始まりと裁判」では最初に、89年合宿所囲い込み阻止のたたかいをえがいた「どっこい闘魂 ここにあり」(1989年、三里塚映画社)を上映。
 被告の柳川秀夫さん(三里塚芝山連合空港反対同盟)からビデオメッセージ。
第3滑走路建設で経済効果を生み出すという社会のあり方を三里塚は問うてきた。
裁判でも社会のあり方として、滑走路問題を主張していく。問題がある以上がんばっていきたい」
 被告の一人の佐藤幸子さんは「陳述書をまとめるときに思ったが、三里塚の闘いは歴史からすると早かった。地球的課題として物事を立てるべき。皆さんと共に最後の最後まで志を曲げずにやっていきたい」
 裁判についての事務局(繁山)から説明。
 
 続いて「対談 労農合宿所の始まりの物語」では宮下さんの進行で、労農合宿所が建設された1977年当時、廃港要求宣言の会の事務局長だった鎌田慧さん、同事務局員だった白川真澄さんが対談。
2人は、76年にいいだもも、針生一郎など新日本文学会の作家など文化人によって廃港要求宣言の会はつくられ、その前に戸村選挙(74年)で作られていた三里塚闘争に連帯する会と共に、全国に三里塚闘争の呼びかけを行ってきたこと。前田俊彦さんが廃港要求宣言の会代表、鎌田さんが事務局長となったこと。
前田さん、加瀬さんの提案があって、労農合宿所が機動隊の妨害を受けながら、77年4~5月共有地に建設され、団結小屋がない人々も全国から集まれる場所として広く使われてきたこと。
77年5月5日合宿所開設翌日の岩山鉄塔抜き打ち撤去、5・8闘争と東山薫さんが機動隊にガス銃で殺されたこと。前田さんが九州から合宿所に移り住み、後に近くにひょうまん亭を建てたことなど、当時の闘いを証言。


第2部は「合宿所・横堀農業研修センターと三里塚/私たち」
 大森武徳さんは子どものときに参加した子ども共和国についての思い出と現在の取り組みについて発言。
 原田さんがわくわくツアー、鈴村さんが田んぼくらぶ、木根さんがたくあん運動について報告。
裁判に対抗して取り組みが始まった横堀農業研修センターでの壁画運動呼びかけを宮下さんが行った。
 支える会呼びかけ人から、関西の渡邉充春さん。
 支える会から野島さんが第2回口頭弁論(4月22日)、第3回(7月1日)への傍聴行動など裁判支援の呼びかけ。
 最後に辻さんが、80年代性暴力問題を含めた合宿所年表についての説明と閉会あいさつを行った。




2024年3月9日土曜日

皆様 3.20さようなら原発全国集会に参加を 一般社団法人三里塚大地共有運動 の会のブースも出店します。

 3.20さようなら原発全国集会 http://sayonara-nukes.org/


日 時:2024年3月20日(水)春分の日

場 所:代々木公園(JR 山手線「原宿駅」、
    東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」
    千代田線「代々木公園駅」、
    小田急線「代々木八幡駅」下車)


(ブース出店は11:00~14:30)
13:00 オープニングライブ ブース出店
13:30 トーク
鎌田慧さん ほか
福島から
原発現地から
環境団体から

集会終了後デモあり(デモ出発15:00)

2024年2月16日金曜日

4月7日 横堀農業研修センター(旧労農合宿所)裁判を支える東京集会

■日時 4月7日(日)午後1時開場、午後1時30分開始
■会場 東京・文京区民センター2A(春日駅)
■資料代 500円

2024年旗開き(横堀農業研修センター)

 ◇プログラム(変更の場合あり)

■映像上映

裁判報告 清井礼司弁護士

裁判について 柳川秀夫さん
 (三里塚芝山連合空港反対同盟)ほか:予定

対談 労農合宿所の始まりの物語
 鎌田慧さん×白川真澄さん

合宿所・横堀農業研修センターと三里塚/私たち
 大森武徳さん(三里塚物産)
 わくわくツアー・田んぼくらぶ
 たくあん運動

裁判支援の呼びかけ 裁判を支える会

第1回口頭弁論報告会

◆昨年8月、成田国際空港会社は横堀農業研修センター(旧労農合宿所)の建物を撤去し、土地を強奪する裁判を、三里塚芝山連合空港反対同盟(柳川秀夫代表世話人)と共有者(柳川さんら4人)を被告に千葉地裁に提訴してきました。
 成田空港が進める第3滑走路建設など機能強化計画で現空港と第3滑走路(C滑走路)をつなぐ誘導路の結節点の位置にあるのが横堀農業研修センターです。
 空港会社の裁判提訴は、93年旧運輸省・空港公団による「空港建設であらゆる強制的手段をとらない」という約束に反しています。
 空港会社は裁判で第3滑走路計画の中身にふれることなく、空港会社には賠償支払能力があり、研修センターの土地は必要不可欠だと、共有地の強制買収、40年以上占有してきた土地の明け渡し、建物撤去を求めています。訴状では、反対派はセンターを年1回しか使用していないという虚偽の主張を行っています。
 柳川秀夫さんは裁判第1回口頭弁論(1月29日)の陳述で「温暖化が問題になっているときに、土をひっぺ返して、なおさら温暖化に近づくようなことをなぜやるのか…反対同盟は空港会社のこのようなやり方を断じて認めることはできません。」と裁判提訴を批判しています。
 前回(2017年)の強制執行で横堀現闘本部を奪った空港会社は、今回の裁判では確定判決前の仮執行を求めるなど、強引かつ早期の強奪裁判決着を目指しています。
 旧労農合宿所は、政府が機動隊の暴力による滑走路1本の暫定開港を強行した前年=1977年5月に三里塚反対同盟、廃港要求宣言の会、三里塚闘争に連帯する会によって横堀の共有地に建てられ、三里塚に心を寄せる人々の支援と交流の場として長年利用されてきました。
 東京集会では、廃港要求宣言の会として労農合宿所開設を担った鎌田慧さんのお話、研修センターで続けられた運動の報告などから、三里塚連帯の歴史を共有し、裁判支援の運動を進めていきたいと思います。 (2024年1月)

主催 横堀農業研修センター(旧労農合宿所)裁判を支える会
連絡先:一般社団法人三里塚大地共有運動の会  東京都渋谷区初台1‐50‐4‐103 
                TEL03-3372-9408  kyoyu@sanrizuka.net

横堀農業研修センター(旧労農合宿所)裁判を支える会賛同の呼びかけ 

支える会呼びかけ人 柳川秀夫/鎌田慧/平野靖識/大森武徳/山口幸夫/白川真澄/高見圭司/中川憲一/野島美香/鈴村多賀志/渡邉充春/藤川泰志/根本博/山崎宏

賛同人 伊藤康也/伊東利一/岩見千丈/大杉美矢子/太田敏之/大戸良一/岡野純一/おかのまめ/小川幸子/笠原直子/加藤敬/加藤登/河合成彦/河口卓/菊池薫/北川靖一郎/北沢啓/木根輝雄/木村晋治/久下格/小泉英政/小松義久/佐藤隆/里見格二/重松朋宏/繁山達郎/篠崎勉/柴垣顕郎/渋谷けい子/杉原浩司/鈴木宏一/鈴木駿平/須田剛/関原靖郎/大道寺毅/高木久仁子/田中一昭/辻和夫/直井由美子/中路良一/中村勝己/中村光一/名古屋哲一/西村光子/林敏秋/福田茂/松丸健二/光本一郎/光吉準/宮崎良子/宮下智行/宮部彰/宮本修/茂住衛/森本浩文/谷島修一/山田雅美/山近勉/山辺一哉/吉田和雄/和田賢二/連帯社+非公表72人 (1月29日現在)

◇裁判への支援・カンパを
研修センター裁判を支える会への賛同 1口1000円
郵便振替口座 00130-6-697201  
       口座名称 一般社団法人三里塚大地共有運動の会
       ※通信欄に「支える会賛同又は裁判カンパ」と明記。氏名公表可か不可か記入ください。

裁判による横堀農業研修センターの破壊・土地強奪を許すな!
■第2回口頭弁論/4月22日(月)/開廷午後1時30分/千葉地裁601号法廷


2024年2月9日金曜日

横堀農業研修センター土地強奪・破壊裁判陳述書

 栁川秀夫  

 今般、成田空港会社は私たち三里塚芝山連合空港反対同盟(以下、反対同盟)および共有者4名に「申入書」(6月15日付)を送りつけてきました。

 それには「本書面到着後1か月以内に本件各建物等を収去して、下記土地を明け渡していただけない場合は、当社といたしましては、法的措置もやむを得ないものと考えております。」とありました。第3滑走路に必要な土地を手に入れるため、有無を言わせずに土地を取り上げるという恫喝そのものです。
 訴状では、原告は「政府全額出資(資本金1197億3680万円)の株式会社であり,被告栁川外3名に対する上記賠償額の全額を支払う能力を十分有している。」と述べています。
 訴状の理由として、主要な国際空港として成長し、これからも増大が見込まれる。
 そのため、空港拡大を図り機能強化(第3滑走路)の必要があるとしています。
 はたして機能強化のために明け渡せといわれる場所が決定的に阻んでおり、何としても収去が必要なのか、理由として不鮮明なところです。
 又、土地明け渡しの補償金額の提示により、収去という最終の道を示した一方的通告であります。
 空港問題の歴史を遡るまでもなく、又、ウクライナ、パレスチナ等での事態でも明らかなように強行手段は必ず反撥があり、不幸なことが伴うものです。
 時の流れとして文明はそのような蛮行を超えなければならないと思います。
 三里塚では、1966年の閣議決定後、「国策」として地元の農民・住民の意志を国家権力・警察機動隊の暴力で抑え込み、空港建設を推し進められてきました。位置の決定から建設、開港まで全ての過程でこのようなことが行われてきました。
 一坪共有運動は強権的な空港建設に反対する取り組みとして始まり、旧労農合宿所は三里塚に心を寄せる人々が集う場として1977年から長年活用されてきました。
 政府・旧空港公団は1993年の公開シンポジウムで、それまでのやり方が誤りであったと謝罪し、「今後強権的な手段は用いない。話し合いによる解決をはかる」と約束しました。約束に従って、土地強制収用の根拠となる事業認定を旧運輸省は取り下げました。
 ならば、今回のような土地明けわたし、建物撤去の裁判は起こされてならないはずです。
 私たち反対同盟は、1991年から1993年の政府及び新東京国際空港公団(現・成田国際空港株式会社)とのシンポジウムで、地球的課題として持続可能なあり方を提案して、空港という巨大開発が問題ではないかと問題提起をしてきました。
 巨大開発の問題は、地球の人類の生存、地球全体の生存に関わるところまで事態は深刻化しています。私たちの考え方としては、腹八分をものさしとした社会をきちんと考えなければならないということです。温暖化が問題になっているときに、土をひっぺ返して、なおさら温暖化に近づくようなことをなぜやるのかと言わざるを得ません。横堀研修センターの周辺がまがりなりも樹木が繁り自然の状態を維持できていたのも、私たちが横堀農業研修センターと共有地が守ってきたからに他なりません。1966年より57年間守られてきた土地が蛮行の対象になろうとしています。
 畑で農作業をしていると変化がよく分かります。昨年は雨が降らない日々が何カ月も続き、雨となるととんでもない大雨が降りました。今や世界中、人類の生存にかかわる事態になっており、これをどうするのかが地球の課題になっています。
 更に緑の大地をひきはがし、コンクリートで固めようとすることはあらゆる意味で大罪です。
 それなのに、空港をもっと巨大化させ、谷津や田んぼを埋め、コンクリートで固めようとしている。これは今の時代の要請に合致することではありません。
 反対同盟は空港会社のこのようなやり方を断じて認めることはできません。
 私たちはこのような観点から、横堀農業研修センターの土地の取り上げ、建物の撤去には反対し、空港会社の訴えの却下を求めるものです。
 2024年1月29日