2024年12月31日火曜日

報告=三里塚大地共有運動の会第7回総会

 12月15日、一般社団法人三里塚大地共有運動の会は第7回総会を横堀農業研修センターで開いた。

総会前に横堀農業研修センター破壊裁判の原因である成田機能強化・第3滑走路建設の現状について事務局から報告。

総会は山口幸夫代表理事の開会宣言、議長で議事が進められた。総会は過半数の出席(委任状含む)で成立。

渡邉充春理事から総会議案の報告・提案、中川憲一監事の監査報告が行われた。

途中、平野靖識さん(三里塚物産)から現地報告。

「柳川さんからは『出荷でいけないので、よろしく言ってくれ』『今まで通りがんばっていると伝えてくれ』と伝言された。

三里塚物産は支援として入ってきたが、元反対同盟から土地を譲られて土地所有者になった。三里塚物産の隣の東峰共有地がある。研修センター裁判も自分事と考えて参加していきたい」

議論では、登記変更、今年死去した会員の紹介、南西諸島軍事化に反対する運動の報告などが行われた。

採決で総会議案が全会一致で可決・承認された。
休憩中の理事会では、山口幸夫代表理事が引き続き代表理事に選任された。

山口代表理事は「先日、研究会で石垣島に行ったが、若い自衛官が島内を行き来し、戦争の影がひたひたとある状況。一方で三里塚も原発でも、若い世代とのつながりの芽が出てきている」

総会の最後に大森武徳理事は「木の根も横堀も共有地に若い人が来れば、なぜ残っているのか、歴史を学ぶし、肌で感じる。一握りの若者でも興味を持ってくれたら、三里塚から身近な社会問題に目を向けるきっかけになる。そういう場として細く長く共有地を維持できればと思う」と閉会あいさつ。

終了後、有志で柳川秀夫さん(反対同盟代表世話人)を訪問。

成田空港会社の動き、横堀農業研修センター裁判などについて話した。


続いて多古町に加瀬勉さんを訪問。加瀬さんは参加者にさつまいもをふるまい、農村・空港の現状について話した。



0 件のコメント:

コメントを投稿