2024年7月4日木曜日

7月1日、横堀農業研修センター第3回裁判傍聴行動

 7月1日、横堀農業研修センター裁判の第3回裁判傍聴行動が行われた。

横堀農業研修センター裁判を支える会では今回も街頭宣伝。雨のため、10分遅らせて千葉県庁前で横断幕を広げてアピールとチラシまき。

千葉地裁では、これまでと同じく601号法廷のある6階廊下で開廷15分前に整理券配布、10分前に傍聴券への引換。
午後2時過ぎに開廷。30人が傍聴。被告では佐藤幸子さんが出席。柳川秀夫さんは欠席。裁判長が清井礼司弁護士に準備書面の内容について質問。裁判は30分近く続いた。
被告側が出した書面で、研修センターのある共有地の地番が「125-1」から1989年の仮処分の時に「125-3」となったことについて土地の分筆からの経過を取り上げた。
清井弁護士は、空港公団が共有者に無断で、共有地の番地を125-3番地に変えたことの問題性を指摘した。
続いて、シンポ・円卓会議で滑走路建設で強制的手段を取らないと約束したにもかかわらず、土地取上げ裁判を起こしたことについて質問があった。
被告側が求めた田村・成田空港会社の証人尋問について、空港会社は代表者の尋問は不要と拒否してきた。
裁判長は強制的手段を取らないと約束にもかかわらず、いきなり裁判を提起したことを争点であること確認。

閉廷後、千葉県教育会館で裁判報告集会。26人が参加。

清井弁護士は「今回、こちらは2つの準備書面を出した。分筆の経緯に問題があるというのがメインテーマの一つ。今回の土地は、元々「125番地」という大きな農地。これを「125-1」という宅地と「125-2」の農地に分筆。「125-1」の土地が共有地として提供された。
それを空港公団は、125-1は125番地の角の土地で、合宿所の土地は「125-3」だと番号を付け替えた。
2つ目は、今後滑走路問題は話し合いで解決していくと政府・公団は言っている。空港会社のホームページにはそう書いてある。話し合いの呼びかけすらなしに、今回いきなり裁判を提訴したことに対して、一旦裁判を取り下げろと持って行きたい」

続いて、辻和夫さん(事務局)が地番問題について補足説明。

被告の佐藤幸子さんは「どこで楔を打つのか。いろんな矛盾が出てきているが、議論を詰めていかないと逃げられてしまうと実感する」

次回で証言する平野靖識さんは「次回は準備して臨みたい。共有地を取り上げるために、こちらのことわりもなしに土地を分筆した。粘り強く抗議していきたい。
シンポ・円卓会議の出口ではあらゆる強制的手段を取らないと書かれた。国土交通省・空港会社には受け入れた責任がある。シンポ・円卓会議は、土地収用法以外の民事的手段が強制的手段に含まれることが明らかにした。裁判は許されない」

7月14日の三里塚フィールドワーク、横堀壁画運動についての呼びかけ。渡邉充春さんから関西の報告が行われた。

次回は9月17日の進行協議の後、口頭弁論は11月11日13時45分。千葉地裁601号。柳川秀夫さん、平野靖識さんの証人尋問が行われる。

2024年6月28日金曜日

巨大開発(成田空港拡張)の横暴にNO!を 疑問だらけ!!空港会社の裁判書面

 

株式会社は、空港の東に隣接していた横堀農業研修センター(以下「研修センター」)の地権者に対して、土地の売り渡しと建屋の撤去を要求する裁判を、千葉地裁に起こしました。

 研修センターは、三里塚闘争連帯労農合宿所として1977年に開所して以来、45年以上にわたって、巨大開発や強者のゴリ押しによる生活破壊や人権侵害を問い続ける場として活用されてきました。
 現在、研修センターの建物が建っている土地は、一坪共有運動によって複数の地権者で共有されています。



<ひとつの土地に複数の地形図>
 この裁判では、空港会社から香山新田字安戸台125番地(一坪共有地はその一部)の地形図が、いくつも提出されています。
 ところがその地形図を見比べていくと、図面ごとに地形がバラバラです。(大きく分けて3種類)
 左側に上辺の長さを基準にして縮尺をあわせて並べまてみましたが、一見して形も大きさも違うことが分かります。
 私たちは一坪共有地の場所(以前は住宅地)が分筆された1954年からの歴史的な経緯をたどり、左のA図が一番正しいと考えていますが、どうやら空港会社は、B図で裁判を進めたいようです。
 では、C図は何なのでしょうか。











2024年5月30日木曜日

巨大開発(成田空港拡張)の横暴にNO!を

横堀農業研修センター裁判を支える会  

東京都渋谷区初台 1-50-4-103 tel:03-3372-9408

 

 昨年(2023年)8月2日、成田国際空港株式会社は、空港の東に隣接していた横堀農業研修センターの地権者に対して、土地の売り渡しと建屋の撤去を要求する裁判を、千葉地裁に起こしました。

 成田空港は現在、空港の機能強化と称して、第3滑走路の建設を進めています。
 現B滑走路の南側に3500mの滑走路を建設するこの工事は、空港の敷地を今の約2倍に広げ、20m以上の高低差のある谷を埋め山を削り、田畑を潰し、1000戸を越える住民に移転を迫る巨大な環境破壊工事です。
 飛行機の発着時間を延長し、年間発着回数を現在の倍になる50万回を予定するこの拡張計画が、騒音公害を激甚化・広範化させることは自明です。既に飛行時間延長の差し止め訴訟が千葉地裁に提訴されており、また、現状の騒音においてさえもその被害に耐えきれなくなった住民約150人による損害賠償の集団訴訟が提訴されています。
 また、広大な地面をコンクリートで覆うことによる地下水への影響や、行き場を失う雨水による浸水被害、森林伐採による野生動物への影響などの懸念があります。
 空港会社は、右肩上がりの需要予測を示して、空港拡大の必要性や雇用の増加を喧伝しています。しかし、この予測通りの需要増加が本当にあるのかは、はなはだ疑問です。巨大開発が計画される度に、事業者に都合の良い設定やデータによる需要予測に振り回されてきた苦い歴史を、私たちは忘れてはいけません。
 空港拡大の見返りとして周辺自治体に配られる周辺対策交付金。これも危険な罠です。交付金に頼る地域運営に未来はありません。私たちは交付金蟻地獄から脱却できた事例を、未だに聞いたことがありません。

 そもそも地球沸騰化や地球資源の枯渇などの危機が言われている現在、かつての高度経済成長やバブル期を追い求めるような経済の「発展」のあり方は、一度立ち止まって検証する時期に来ています。

 今回の土地売り渡しに関して、空港会社が地権者との丁寧な話し合いを模索したことは一度もなく、自らの成長の前では周辺の小さな地権などは蹴散らしてもかまわない、という態度に終始しています。
 横堀農業研修センターは、三里塚闘争連帯労農合宿所として1977年に開所して以来、45年以上にわたって、巨大開発や強者のゴリ押しによる生活破壊や人権侵害を問い続ける場として存在してきました。今回の空港会社の横暴には抗わざるを得ません。

 本日13時30分から千葉地裁で、この横堀農業研修センター裁判の口頭弁論が開かれます。私たちは、ひとりひとりの生活や人権が重視される社会に向けて、この裁判に臨んでいます。是非、皆様のご注目ご支援をお願いします。

 ○横堀農業研修センター裁判 法廷予定
  第3回 口頭弁論 2024年7月1日(月) 14時00分~ 千葉地裁 601号法廷

第1回口頭弁論(2024/01/29)陳述書
三里塚芝山連合空港反対同盟代表世話人
                  柳川秀夫

 今般、成田空港会社は私たち三里塚芝山連合空港反対同盟(以下、反対同盟)および共有者4名に「申入書」(4月15日付)を送りつけてきました。
 それには「本書面到着後1か月以内に本件各建物等を収去して、下記土地を明け渡していただけない場合は、当社といたしましては、法的措置もやむを得ないものと考えております。」とありました。第3滑走路に必要な土地を手に入れるため、有無を言わせずに土地を取り上げるという恫喝そのものです。 訴状では、原告は「政府全額出資(資本金1197億3680万円)の株式会社であり,被告栁川外3名に対する上記賠償額の全額を支払う能力を十分有している。」と述べています。

 訴状の理由として、主要な国際空港として成長し、これからも増大が見込まれる。
 そのため、空港拡大を図り機能強化(第3滑走路)の必要があるとしています。
 はたして機能強化のために明け渡せといわれる場所が決定的に阻んでおり、何としても収去が必要なのか、理由として不鮮明なところです。
 又、土地明け渡しの補償金額の提示により、収去という最終の道を示した一方的通告であります。
 空港問題の歴史を遡るまでもなく、又、ウクライナ、パレスチナ等での事態でも明らかなように強行手段は必ず反撥があり、不幸なことが伴うものです。
 時の流れとして文明はそのような蛮行を超えなければならないと思います。
 三里塚では、1966年の閣議決定後、「国策」として地元の農民・住民の意志を国家権力・警察機動隊の暴力で抑え込み、空港建設を推し進められてきました。位置の決定から建設、開港まで全ての過程でこのようなことが行われてきました。
 一坪共有運動は強権的な空港建設に反対する取り組みとして始まり、旧労農合宿所は三里塚に心を寄せる人々が集う場として1977年から長年活用されてきました。
 政府・旧空港公団は1993年の公開シンポジウムで、それまでのやり方が誤りであったと謝罪し、「今後強権的な手段は用いない。話し合いによる解決をはかる」と約束しました。約束に従って、土地強制収用の根拠となる事業認定を旧運輸省は取り下げました。
ならば、今回のような土地明けわたし、建物撤去の裁判は起こされてならないはずです。
 私たち反対同盟は、1991年から1993年の政府及び新東京国際空港公団(現・成田国際空港株式会社)とのシンポジウムで、地球的課題として持続可能なあり方を提案して、空港という巨大開発が問題ではないかと問題提起をしてきました。
 巨大開発の問題は、地球の人類の生存、地球全体の生存に関わるところまで事態は深刻化しています。私たちの考え方としては、腹八分をものさしとした社会をきちんと考えなければならないということです。温暖化が問題になっているときに、土をひっぺ返して、なおさら温暖化に近づくようなことをなぜやるのかと言わざるを得ません。横堀研修センターの周辺がまがりなりも樹木が繁り自然の状態を維持できていたのも、私たちが横堀農業研修センターと共有地が守ってきたからに他なりません。1966年より57年間守られてきた土地が蛮行の対象になろうとしています。
 畑で農作業をしていると変化がよく分かります。昨年は雨が降らない日々が何カ月も続き、雨となるととんでもない大雨が降りました。今や世界中、人類の生存にかかわる事態になっており、これをどうするのかが地球の課題になっています。
 更に緑の大地をひきはがし、コンクリートで固めようとすることはあらゆる意味で大罪です。
それなのに、空港をもっと巨大化させ、谷津や田んぼを埋め、コンクリートで固めようとしている。これは今の時代の要請に合致することではありません。
 反対同盟は空港会社のこのようなやり方を断じて認めることはできません。
 私たちはこのような観点から、横堀農業研修センターの土地の取り上げ、建物の撤去には反対し、空港会社の訴えの却下を求めるものです。

2024年1月29日


2024年5月25日土曜日

7.14 成田第3滑走路計画 三里塚空港フィールドワーク 見て、聞いて、学んで

集合:7月14日(日)午前9時:京成成田駅東口
帰路 18時00分 JR・京成空港第2ビル駅 解散

横堀  横堀農業研修センター(23年空港会社が取上裁判提訴)、横堀鉄塔、案山子亭

木の根  木の根ペンション・プール
一鍬田  第3滑走路計画北端
菱田   第3滑走路の中心
加茂   第3滑走路計画南端

・マイクロバス2台 先着40名/応募締切 7月7日=下記まで申込下さい。
・費用 実費頭割り(レンタカー代・ガソリン代・資料代等)。1人当たり 3000円程度

注意事項
 昼食は持参ください(現地では買えません)
 雨天決行・雨具を忘れずに。
 荒天中止の場合は、前日7月13日朝までに決定します。

主催 横堀農業研修センター裁判を支える会、一般社団法人三里塚大地共有運動の会
申込先 東京都渋谷区初台1‐50‐4‐103一般社団法人三里塚大地共有運動の会
℡03‐3372-9408 Fax03‐3372-9402
メールアドレス kyoyu@sanrizuka.net



2024年4月28日日曜日

4月22日 横堀農業研修センター第2回裁判傍聴行動

 4月22日、横堀農業研修センター裁判の第2回裁判傍聴行動が行われた。 横堀農業研修センター裁判を支える会では、雨が上がった千葉県庁前で反対同盟旗と横断幕を広げ、アピールとチラシまき。チラシはすべてなくなった。
  千葉地裁では、601号法廷のある6階廊下で15分前に整理券配布、傍聴券への引換が行われた。
 13時半に開廷し、約30人が傍聴。
 裁判では空港会社が提出した追加の証拠を確認。
 次回、こちら側の反論の書面を出すことを確認。次回が7月1日であることを確認し裁判は終了。
 弁護士は裁判官、原告側弁護士と協議。
 閉廷後、裁判報告集会には31人が参加。
 清井礼司弁護士は「今日は口頭弁論ではなく、口頭弁論準備手続き。4月で裁判官が交代した。
 裁判官から早めに証人尋問実施を考えていると言われた。日程は未定。こちらは田村・成田空港会社社長の証人申請をしたが、これについてどうするか、原告会社側で決めるように裁判官は指示した。向こうが起こした裁判で社長が出てこないとなれば、やましいことがあると思われてもしょうがない。次回期日までに今日、会社側が出した準備書面に反論する」
 事務局は地番、図面での空港会社の訴状のでたらめさを指摘した。
 山崎さんから、ネギの収穫作業のため欠席した栁川さんのメッセージを紹介。
 被告の佐藤さんは「弁護士から被告としての自覚を高めよと言われたので、次回以降キリっと対応したい」
 壁画運動について宮下さんから呼びかけ。
 4月14日の横堀花見について中川憲一さんが報告、
 最後に次回7月1日の裁判傍聴、7月14日フィールドワークへの呼びかけが行われた。

2024年4月12日金曜日

4.7横堀農業研修センター(旧労農合宿所)裁判を支える東京集会


4月7日、横堀農業研修センター(旧労農合宿所)裁判を支える東京集会を開催した。
参加者は73人。主催は同裁判を支える会。

集会では、合宿所の歴史、活動を紹介した写真パネルがはりだされ、三里塚での様々な運動を撮った写真アルバムの展示も。
集会資料では、合宿所の歴史の年表、被告にされた柳川秀夫さんの陳述書などを配布。

集会第1部「労農合宿所の始まりと裁判」では最初に、89年合宿所囲い込み阻止のたたかいをえがいた「どっこい闘魂 ここにあり」(1989年、三里塚映画社)を上映。
 被告の柳川秀夫さん(三里塚芝山連合空港反対同盟)からビデオメッセージ。
「第3滑走路建設で経済効果を生み出すという社会のあり方を三里塚は問うてきた。
裁判でも社会のあり方として、滑走路問題を主張していく。問題がある以上がんばっていきたい」
 被告の一人の佐藤幸子さんは「陳述書をまとめるときに思ったが、三里塚の闘いは歴史からすると早かった。地球的課題として物事を立てるべき。皆さんと共に最後の最後まで志を曲げずにやっていきたい」
 裁判についての事務局(繁山)から説明。
 
 続いて「対談 労農合宿所の始まりの物語」では宮下さんの進行で、労農合宿所が建設された1977年当時、廃港要求宣言の会の事務局長だった鎌田慧さん、同事務局員だった白川真澄さんが対談。
2人は、76年にいいだもも、針生一郎など新日本文学会の作家など文化人によって廃港要求宣言の会はつくられ、その前に戸村選挙(74年)で作られていた三里塚闘争に連帯する会と共に、全国に三里塚闘争の呼びかけを行ってきたこと。前田俊彦さんが廃港要求宣言の会代表、鎌田さんが事務局長となったこと。
前田さん、加瀬さんの提案があって、労農合宿所が機動隊の妨害を受けながら、77年4~5月共有地に建設され、団結小屋がない人々も全国から集まれる場所として広く使われてきたこと。
77年5月5日合宿所開設翌日の岩山鉄塔抜き打ち撤去、5・8闘争と東山薫さんが機動隊にガス銃で殺されたこと。前田さんが九州から合宿所に移り住み、後に近くにひょうまん亭を建てたことなど、当時の闘いを証言。


第2部は「合宿所・横堀農業研修センターと三里塚/私たち」
 大森武徳さんは子どものときに参加した子ども共和国についての思い出と現在の取り組みについて発言。
 原田さんがわくわくツアー、鈴村さんが田んぼくらぶ、木根さんがたくあん運動について報告。
裁判に対抗して取り組みが始まった横堀農業研修センターでの壁画運動呼びかけを宮下さんが行った。
 支える会呼びかけ人から、関西の渡邉充春さん。
 支える会から野島さんが第2回口頭弁論(4月22日)、第3回(7月1日)への傍聴行動など裁判支援の呼びかけ。
 最後に辻さんが、80年代性暴力問題を含めた合宿所年表についての説明と閉会あいさつを行った。




2024年3月9日土曜日

皆様 3.20さようなら原発全国集会に参加を 一般社団法人三里塚大地共有運動 の会のブースも出店します。

 3.20さようなら原発全国集会 http://sayonara-nukes.org/


日 時:2024年3月20日(水)春分の日

場 所:代々木公園(JR 山手線「原宿駅」、
    東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」
    千代田線「代々木公園駅」、
    小田急線「代々木八幡駅」下車)


(ブース出店は11:00~14:30)
13:00 オープニングライブ ブース出店
13:30 トーク
鎌田慧さん ほか
福島から
原発現地から
環境団体から

集会終了後デモあり(デモ出発15:00)

2024年2月16日金曜日

4月7日 横堀農業研修センター(旧労農合宿所)裁判を支える東京集会

■日時 4月7日(日)午後1時開場、午後1時30分開始
■会場 東京・文京区民センター2A(春日駅)
■資料代 500円

2024年旗開き(横堀農業研修センター)

 ◇プログラム(変更の場合あり)

■映像上映

■裁判報告 清井礼司弁護士

■裁判について 柳川秀夫さん
 (三里塚芝山連合空港反対同盟)ほか:予定

■対談 労農合宿所の始まりの物語
 鎌田慧さん×白川真澄さん

■合宿所・横堀農業研修センターと三里塚/私たち
 大森武徳さん(三里塚物産)
 わくわくツアー・田んぼくらぶ
 たくあん運動

■裁判支援の呼びかけ 裁判を支える会

第1回口頭弁論報告会

◆昨年8月、成田国際空港会社は横堀農業研修センター(旧労農合宿所)の建物を撤去し、土地を強奪する裁判を、三里塚芝山連合空港反対同盟(柳川秀夫代表世話人)と共有者(柳川さんら4人)を被告に千葉地裁に提訴してきました。
 成田空港が進める第3滑走路建設など機能強化計画で現空港と第3滑走路(C滑走路)をつなぐ誘導路の結節点の位置にあるのが横堀農業研修センターです。
 空港会社の裁判提訴は、93年旧運輸省・空港公団による「空港建設であらゆる強制的手段をとらない」という約束に反しています。
 空港会社は裁判で第3滑走路計画の中身にふれることなく、空港会社には賠償支払能力があり、研修センターの土地は必要不可欠だと、共有地の強制買収、40年以上占有してきた土地の明け渡し、建物撤去を求めています。訴状では、反対派はセンターを年1回しか使用していないという虚偽の主張を行っています。
 柳川秀夫さんは裁判第1回口頭弁論(1月29日)の陳述で「温暖化が問題になっているときに、土をひっぺ返して、なおさら温暖化に近づくようなことをなぜやるのか…反対同盟は空港会社のこのようなやり方を断じて認めることはできません。」と裁判提訴を批判しています。
 前回(2017年)の強制執行で横堀現闘本部を奪った空港会社は、今回の裁判では確定判決前の仮執行を求めるなど、強引かつ早期の強奪裁判決着を目指しています。
 旧労農合宿所は、政府が機動隊の暴力による滑走路1本の暫定開港を強行した前年=1977年5月に三里塚反対同盟、廃港要求宣言の会、三里塚闘争に連帯する会によって横堀の共有地に建てられ、三里塚に心を寄せる人々の支援と交流の場として長年利用されてきました。
 東京集会では、廃港要求宣言の会として労農合宿所開設を担った鎌田慧さんのお話、研修センターで続けられた運動の報告などから、三里塚連帯の歴史を共有し、裁判支援の運動を進めていきたいと思います。 (2024年1月)

主催 横堀農業研修センター(旧労農合宿所)裁判を支える会
連絡先:一般社団法人三里塚大地共有運動の会  東京都渋谷区初台1‐50‐4‐103 
                TEL03-3372-9408  kyoyu@sanrizuka.net

横堀農業研修センター(旧労農合宿所)裁判を支える会賛同の呼びかけ 

支える会呼びかけ人 柳川秀夫/鎌田慧/平野靖識/大森武徳/山口幸夫/白川真澄/高見圭司/中川憲一/野島美香/鈴村多賀志/渡邉充春/藤川泰志/根本博/山崎宏

賛同人 伊藤康也/伊東利一/岩見千丈/大杉美矢子/太田敏之/大戸良一/岡野純一/おかのまめ/小川幸子/笠原直子/加藤敬/加藤登/河合成彦/河口卓/菊池薫/北川靖一郎/北沢啓/木根輝雄/木村晋治/久下格/小泉英政/小松義久/佐藤隆/里見格二/重松朋宏/繁山達郎/篠崎勉/柴垣顕郎/渋谷けい子/杉原浩司/鈴木宏一/鈴木駿平/須田剛/関原靖郎/大道寺毅/高木久仁子/田中一昭/辻和夫/直井由美子/中路良一/中村勝己/中村光一/名古屋哲一/西村光子/林敏秋/福田茂/松丸健二/光本一郎/光吉準/宮崎良子/宮下智行/宮部彰/宮本修/茂住衛/森本浩文/谷島修一/山田雅美/山近勉/山辺一哉/吉田和雄/和田賢二/連帯社+非公表72人 (1月29日現在)

◇裁判への支援・カンパを
研修センター裁判を支える会への賛同 1口1000円
郵便振替口座 00130-6-697201  
       口座名称 一般社団法人三里塚大地共有運動の会
       ※通信欄に「支える会賛同又は裁判カンパ」と明記。氏名公表可か不可か記入ください。

裁判による横堀農業研修センターの破壊・土地強奪を許すな!
■第2回口頭弁論/4月22日(月)/開廷午後1時30分/千葉地裁601号法廷


2024年2月9日金曜日

横堀農業研修センター土地強奪・破壊裁判陳述書

 栁川秀夫  

 今般、成田空港会社は私たち三里塚芝山連合空港反対同盟(以下、反対同盟)および共有者4名に「申入書」(6月15日付)を送りつけてきました。

 それには「本書面到着後1か月以内に本件各建物等を収去して、下記土地を明け渡していただけない場合は、当社といたしましては、法的措置もやむを得ないものと考えております。」とありました。第3滑走路に必要な土地を手に入れるため、有無を言わせずに土地を取り上げるという恫喝そのものです。
 訴状では、原告は「政府全額出資(資本金1197億3680万円)の株式会社であり,被告栁川外3名に対する上記賠償額の全額を支払う能力を十分有している。」と述べています。
 訴状の理由として、主要な国際空港として成長し、これからも増大が見込まれる。
 そのため、空港拡大を図り機能強化(第3滑走路)の必要があるとしています。
 はたして機能強化のために明け渡せといわれる場所が決定的に阻んでおり、何としても収去が必要なのか、理由として不鮮明なところです。
 又、土地明け渡しの補償金額の提示により、収去という最終の道を示した一方的通告であります。
 空港問題の歴史を遡るまでもなく、又、ウクライナ、パレスチナ等での事態でも明らかなように強行手段は必ず反撥があり、不幸なことが伴うものです。
 時の流れとして文明はそのような蛮行を超えなければならないと思います。
 三里塚では、1966年の閣議決定後、「国策」として地元の農民・住民の意志を国家権力・警察機動隊の暴力で抑え込み、空港建設を推し進められてきました。位置の決定から建設、開港まで全ての過程でこのようなことが行われてきました。
 一坪共有運動は強権的な空港建設に反対する取り組みとして始まり、旧労農合宿所は三里塚に心を寄せる人々が集う場として1977年から長年活用されてきました。
 政府・旧空港公団は1993年の公開シンポジウムで、それまでのやり方が誤りであったと謝罪し、「今後強権的な手段は用いない。話し合いによる解決をはかる」と約束しました。約束に従って、土地強制収用の根拠となる事業認定を旧運輸省は取り下げました。
 ならば、今回のような土地明けわたし、建物撤去の裁判は起こされてならないはずです。
 私たち反対同盟は、1991年から1993年の政府及び新東京国際空港公団(現・成田国際空港株式会社)とのシンポジウムで、地球的課題として持続可能なあり方を提案して、空港という巨大開発が問題ではないかと問題提起をしてきました。
 巨大開発の問題は、地球の人類の生存、地球全体の生存に関わるところまで事態は深刻化しています。私たちの考え方としては、腹八分をものさしとした社会をきちんと考えなければならないということです。温暖化が問題になっているときに、土をひっぺ返して、なおさら温暖化に近づくようなことをなぜやるのかと言わざるを得ません。横堀研修センターの周辺がまがりなりも樹木が繁り自然の状態を維持できていたのも、私たちが横堀農業研修センターと共有地が守ってきたからに他なりません。1966年より57年間守られてきた土地が蛮行の対象になろうとしています。
 畑で農作業をしていると変化がよく分かります。昨年は雨が降らない日々が何カ月も続き、雨となるととんでもない大雨が降りました。今や世界中、人類の生存にかかわる事態になっており、これをどうするのかが地球の課題になっています。
 更に緑の大地をひきはがし、コンクリートで固めようとすることはあらゆる意味で大罪です。
 それなのに、空港をもっと巨大化させ、谷津や田んぼを埋め、コンクリートで固めようとしている。これは今の時代の要請に合致することではありません。
 反対同盟は空港会社のこのようなやり方を断じて認めることはできません。
 私たちはこのような観点から、横堀農業研修センターの土地の取り上げ、建物の撤去には反対し、空港会社の訴えの却下を求めるものです。
 2024年1月29日


2024年2月3日土曜日

横堀農業研修センター裁判第1回口頭弁論傍聴行動報告

1月29日、横堀農業研修センター裁判第1回口頭弁論傍聴行動が行われた。

横堀農業研修センター裁判を支える会では開廷前、千葉県庁前で反対同盟旗と横断幕を広げて、裁判支援と傍聴を訴える宣伝活動を行った。

千葉地裁では所持品検査が行われ、601号法廷ある6階廊下で整理券配布、傍聴券への引換が行われ、40人弱が601号法廷に入った。
15時過ぎに開廷し、提出されている原告・成田空港会社の訴状と被告(三里塚反対同盟と共有者4人)の答弁書・証拠説明書について裁判官から確認。
被告席(傍聴席から右手)には清井礼司弁護士、被告の柳川秀夫さん、佐藤幸子さん。反対側に原告空港会社代理人。
被告の答弁書と柳川さんの陳述書を読み上げたとする手続きがとられ、裁判官から両者の主張についての「主張整理メモ」が出され、次回口頭弁論について確認し、裁判は終了。


閉廷後、裁判報告集会。

清井弁護士が裁判について説明。「裁判所が主張整理メモを出してきた。裁判所も図面がよく分からないと原告側に指摘していた。分からない点があれば強制執行はできない。できない余地が残る。」

柳川さんの陳述書の読み上げに続いて、清井弁護士は次回以降、柳川さん、平野靖識さん、田村明比古成田空港社長の3人を証人申請したことを報告。
平野さんは「この裁判はあらゆる強制的手段を取らないという約束に反している。自信を持って闘いましょう」

被告の佐藤さんは「ひょんなことから被告になって非常に光栄です。年齢は年齢だが、私なりに合宿所や三里塚にかけた思いを出していきたい。ご支援のほどをお願いします」
裁判についての質問と清井さんの説明の後、支える呼びかけ人から中川憲一さん、関西の渡辺充春さんが発言。
元連帯する会の柘植洋三さんは「合宿所をつくるとき、前田俊彦さん、吉川勇一さんが現地に行って、権利を主張できる場所はここだと決めた。労農合宿所の価値は党派に限定せず、誰でも受け入れたこと。合宿所がどこか単独の持ち物だったら、今日のように人々が集まることにはならなかった。運動体としての大事な価値」
田んぼくらぶから鈴村多賀志さんが発言。
最後に4月7日の裁判を支える東京集会(会場未定)、4月22日第2回口頭弁論傍聴への呼びかけが行われた。

2024年1月15日月曜日

報告:2024反対同盟旗開き

  三里塚芝山連合空港反対同盟 (代表世話人・柳川秀夫)は、1月7日、横堀農業研修センターで「2024反対同盟旗開き」を行い43人が参加した。

 成田国際空港会社は8月2日、横堀農業研修センターの建物を撤去し、土地を強奪するために三里塚反対同盟と共有者を千葉地裁に提訴した。反対同盟は、この不当な攻撃に対して「横堀農業研修センターの裁判による破壊・土地強奪を許すな!成田第3滑走路反対!」のスローガンを掲げ、裁判闘争を闘いぬく決意を明らかにしている。また、柳川秀夫さん、鎌田慧さんらの呼びかけで「横堀農業研修センター(旧労農合宿所)裁判を支える会」を立ち上げ、裁判カンパ、賛同人などの取り組みを行っている。
 旗開きは、1月29日、横堀農業研修センター裁判第1回口頭弁論(千葉地方裁判所601号法廷/14時30分集合・開廷15時)および今後の裁判闘争に向けた意志一致の場となった。
 なお4日、成田国際空港会社(NAA)の仕事始め式で田村明比古社長は、空港機能強化の一環として「ワンターミナル構想」(現在3カ所に分かれている成田空港旅客ターミナルの集約化)をぶち上げたが、結局、なんら具体化に向けて進んでいないことを吐露せざるをえなかった。第3滑走路関連工事にしても準備工事として高谷川の排水整備工事(産経/12・6)を開始しているにすぎない。
 だから新型コロナ時の利用者激減から「回復傾向」にあると言うが、「暗くて長いトンネルから全身を脱出し、広くて明るい空間に手足を思いっきり伸ばして飛躍していかねばならない」と「決意」を言うしかないのだ。
 空港会社は、準備工事開始にあたって「周辺に住む方々への影響を考慮しながら、着実に工事を進めたい」(産経/12・6)と述べ、工事強行を押し進めていこうとしている。環境破壊・人権侵害に満ちた空港機能強化の野望を打ち砕いていこう。

柳川さんの発言

 山崎宏さん(一般社団法人三里塚大地共有運動の会)の司会で旗開きが始まった。
 柳川さんは、「58年前、大事なものを守ろうと古村も開拓部落も立ち上がった。農村は封建的だったが、家族が暮らし続けるという大事なものが壊されようとしているのに対して立ち上がった。いまは村落共同体が崩壊し、価値観が壊された。見えなくなった守るものをもう1回作り直していくことが大きな課題だ。
 横堀農業研修センターを奪うための裁判が始まる。いま環境が生存を脅かし、作物に影響する時代。滑走路を大きくし、空港を巨大化するという考え方は絶対受け入れられない。これからも皆さんと一緒に闘っていきたい」と発言。
 大森武徳さん(東峰・らっきょう工場/一般社団法人三里塚大地共有運動の会)は「木の根のイベントに来る人に三里塚の歴史を説明すると、補修に協力するという声が上がる。壁画作りも考えている。
 40~50年前、私の両親も支援として三里塚に駆けつけた。当時20~30代の活動家が、子どものために『子ども共和国』など一生懸命やってくれた。私たちが横堀、木の根の補修に取り組むことが縦のつながり、10、20年後に子どもの世代が土地を守ってくれることにつながればと取り組んでいる」と述べた。

加瀬さんのメッセージ

 加瀬勉さん(多古町)のメッセージ(要旨)が紹介された。
 「戦争が起こっている。ロシヤとウクライナ。イスラエルによってガザの人民が虐殺されて犠牲になっている。日本も戦争国家への社会体制を作りつつある。われわれはこれを阻止する歴史的責任がある。憲法改正、軍事予算の増税、沖縄の軍事基地強化、安全保障重要土地指定、空港・港湾軍事的利用インフラ整備、三里塚空港拡大強化に反対していこう。

 地球環境の破壊によって異常気象が発生している。温暖化、洪水、海洋国水没、干ばつ、砂漠化、森林火災が日常的に発生し、人類の平和的生存が脅かされている。世界的に食料生産が停滞、減少して食料を世界中から買い漁る時代は終わった。戦後自作農経営は完全に変質崩壊して、生産共同体の集落は過疎化し、限界集落化して食料生産の自給率は18%に下落した。
 主体的条件だが、革新勢力と言われ、平和勢力と言われた政治団体、労働団体が体制内化してこれらの条件に対応する能力がない。自民党が自壊作用を起こしているのに反撃打倒できない。
 支配、差別、搾取あるところに人民の闘い反抗あり。私は『星火燎原』を信じる。小さな火花もやがて荒野を焼きつくすであろう。今回の裁判闘争が日本の階級闘争の火花に、人民の希望の光になるか、新しい時代を切り開く魁になるか、われわれの主体的決意にかかっている」。

平野さんのメッセージ

 平野靖識さん(三里塚歴史考証/東峰らっきょう工場)のメッセージ(要旨)が紹介された。
 「ことしはいわゆる空港機能強化策がさまざまな壁にぶちあたり、矛盾点が明らかになる年だと思います。
 第1 立ち退きを迫られる第3滑走路敷地内200戸、騒音区域内1078戸のうち空港会社が公式に認めた契約者数は騒音区域の173戸(13・5%)。まだ多くの家々の移転先が決まらず、用地取得が進んでいません。これは移転先を空港会社が用意するのではなく、個々の責任で探さなくてはならないところからきています。
 第2 空港周辺住民から夜間飛行差し止めの騒音公害訴訟が起こされました。夜間飛行停止4時間が離発着50万回達成の前提ですから、この裁判は国と空港にとって脅威となります。
 第3 コロナ禍で削られた航空産業の人手不足が解消しません。成田空港の機能強化策では雇用の創出がうたわれますが、人口減少社会では雇用の創出は重要な意味を持ちません。
 第4 脱炭素の時代の要請の中で、高価なエコ燃料への需要が高まり、燃料高、総じて航空便数の低下・増加度の低減がすう勢です。
 第5、建設業者が集まらない、建設費用が膨張する、事業採算割れ、再検討も課題に。
 第6 2021年7月に静岡県熱海市伊豆山地区の土石・土砂搬入の用地造成には社会の眼が厳しくなっています。原発汚染土の混入などが取りざたされるようなことがあれば、周辺の人々の不安、怒りはさらに高まるでしょう。
 第7 第3滑走路との接続点に横堀農業研修センターがある。これがなかなか難敵、等々。私たちは、自分たちの闘いとして横堀農業研修センターを断固守り抜きましょう」。

 続いて、連帯アピールが渡邊充春さん(関西三里塚闘争に連帯する会、三里塚相談会)、中川憲一さん(管制塔被告団/横堀農業研修センター裁判を支える会)、野島美香さん(横堀農業研修センター裁判を支える会)から行われた。
 繁山達郎事務局長(一般社団法人三里塚大地共有運動の会)は、「 所有者不明土地対策を口実に共有地を奪う『登記義務化法』の2024年相続登記義務化、2026年住所・氏名変更登記義務化が施行される。共有地を守り抜くための登記変更、カンパへの協力を引き続き呼びかけます」と呼びかけた。
 最後に芝崎真吾さん(連帯社)の団結ガンバローで闘うスクラムを打ち固めた。


1・7東峰現地行動

 旗開き終了後、1・7東峰現地行動(主催:三里塚空港に反対する連絡会 共催:三里塚大地共有運動の会/旧東峰共同出荷跡)が「第3滑走路建設反対!横堀農業研修センター破壊を許さない!」のスローガンを掲げ取り組まれた。
 開拓道路から成田空港滑走路に向けて抗議のシュプレヒコールを響かせた。

(Y)


2023年12月9日土曜日

報告:一般社団法人三里塚大地共有運動の会第6回総会



 (横堀農業研修センター)


 12月3日、一般社団法人三里塚大地共有運動の会は、横堀農業研修センターで第6回総会(会員出席、委任状、書面決議など過半数を超え成立)を行った。

 山口幸夫代表理事は、開会宣言し、議事を進行していった。

 柳川秀夫さん(三里塚芝山連合空港反対同盟代表世話人)からあいさつが行われた。
 「三里塚大地共有運動の会から横堀農業研修センター裁判に向けたカンパ23万4000円ありがとうございます。1月29日、千葉地裁で第1回口頭弁論が行われる。裁判が始まるが、共に頑張っていこう。反対同盟は、成田空港問題シンポジウム(1991年11月)、成田空港問題円卓会議(1993年9月)を通して『地球的課題の実験村』を提案した。巨大開発を拒み、『腹八分目』の社会を作っていこうと呼びかけ、取り組んできた。だがあいかわらず巨大開発を押し進めようとしている。今の時代と逆行することをやっている。このような流れを許さないと現地から訴え続けていきたい」。

 大森武徳理事は、1号議案(2022年11月~2023年10月の事業報告)、2号議案(決算、貸借対照表・損益計算書(正味財産増減計算書)の報告)を提案した。

 中川憲一監事は、3号議案(監査報告)を提案した。
 続いて大森理事は、4号議案「第6年度事業計画」、5号議案「第6事業年度予算案」を提案。
 以下は、第6年度事業計画の骨子だ。

①24年からの登記義務化に対して、木の根共有地持ち分18%を達成し、法人への登記変更推進のための共有者への呼びかけ・変更手続きを継続する。登記変更カンパを呼びかける。

②空港会社による横堀農業研修センター破壊・土地強奪裁判に対決し、三里塚芝山連合空港反対同盟・共有者の裁判闘争を支援し、横堀農業研修センターを守り抜く運動に取り組む。

③共有地、第3滑走路計画などの三里塚現地調査に取り組む。

④反対同盟旗開き、東峰現地行動、ペンションイベントに協力する。

⑤三里塚大地共有運動を宣伝する。

 繁山達郎事務局長から補足説明が行われ、とりわけ24年からの登記義務化に抗して登記変更に向けた取り組みを強化していくことを報告した。

第三滑走路建設の緊急性がない

 質疑応答に入り、冒頭、横堀農業研修センター裁判に向けて清井礼司弁護士からのメッセージが紹介された。
 清井弁護士の主張の骨子は、

「①第三滑走路の完成目途として2029年3月31日としている。空港会社は、96%が同意だと宣伝しているが、地権者との具体的な契約について明らかとなっていない。

②空港建設のための土砂の確保が未定、空港労働者・周辺住民に対する騒音・環境対策未定。

③成田空港は、国際旅客需要の拡散によって、貨物空港へと傾斜している。空港周辺の貨物倉庫が乱立していることに現れている。」などを浮彫りにした。

 そのうえで「第三滑走路建設の緊急性がない。すなちわ第三滑走路建設とセットで横堀農業研修センターの撤去も必要がない」ことを明らかにした。

 続いて平野靖識さん(東峰地区・らっきょう工場)は、「三里塚の友人に聞いてみた。第三滑走路用地の地権者の買収の進捗は、なかなか進んでいないようだ。そもそも移転先は、自分で探せというのだ。友人の一人は、『同意書も書いていないし、売ってくれという話もない』と言っていた」と報告。

 柳川さんは、「空港会社は、現状では協力してもらえないところは無理に押さない姿勢だ。横堀地区は横堀農業研修センターを撤去しても、横堀大鉄塔、案山子亭の存在によって第三滑走路周辺事業はうまくいかないだろう」と説明した。 議事は採決に入り、可決・承認された。

 閉会挨拶が中川監事から行われ、「22年の取り組みを通して、新たな仲間たちと出会った。例えば、7月三里塚フィールドワークは、三里塚闘争を知らない世代が参加し、現地調査を通して闘いのリアリティーを実感し、感動していた。9月の代々木公園で行われた『「ワタシのミライ―No Nukes & No Fossil 再エネ100%と公正な社会をめざして」のイベントに一般社団法人三里塚大地共有運動の会のブースを出店し、横堀裁判や第三滑走路反対の宣伝をやりきった。これからもあらゆる機会を通して新たな世代にむけた三里塚闘争の宣伝をしていこう」と呼びかけた。

 総会終了後、有志で加瀬勉さん(多古町)宅を訪問し、第6回総会を報告。

加瀬さん宅にて
 加瀬さんは、交流会で「空港会社による空港機能拡大、第3滑走路の騒音立退き区域では一部で移転が始まっている。村落共同体を破壊しつくそうとしている」ことを批判した。
 参加者は、空港周辺の環境破壊、移転問題など厳しい現実をあらためて実感し、今後の闘いの方向性を深めていった。 最後は、庭にある梅の木をバックに加瀬さんとともに「団結写真」を撮った。(Y)
 




2023年12月5日火曜日

2024反対同盟旗開き

 主催:三里塚芝山連合空港反対同盟 (代表世話人・柳川秀夫)


日時:2024年1月7日(日)正午

場所:横堀農業研修センター
   (山武郡芝山町香山新田125-1  連絡先:03-3372-9401)
参加費:1000円



【会場への行き方】:京成東成田駅地上 11時00分集合 迎えの車待機
          /9:33発京成上野特急 京成本線 (普通)→ 10:42 着 京成成田
          →10:54発 京成成田 →乗り換え [ 芝山千代田行き ]
          → 11:00 着 東成田


 1.7東峰現地行動に結集しよう!
      横堀農業研修センターの裁判による破壊・土地強奪を許すな!

◦日時:1月7日(日)午後2時集合
◦場所:旧東峰共同出荷場(千葉県成田市東峰65)

会場への行き方
■24反対同盟旗開き後、参加する方は車で東峰へ移動
■行動に参加する方は、東成田駅地上1時40分集合 迎えの車待機
  12:20発 京成上野 京成本線快速特急京成成田行→13:15着 京成成田乗換
  京成東成田線 芝山千代田行 13:34発→13:40着 東成田


主催:三里塚空港に反対する連絡会
共催:三里塚大地共有運動の会
連絡先:東京都渋谷区初台1-50-4-103/03-3372-9401 FAX03-3372-9402


2024.1.7 東峰現地行動の呼びかけ
   
   第3滑走路建設反対!
      横堀農業研修センター破壊を許さない!

 成田国際空港会社は8月2日、横堀農業研修センターの建物を撤去し、土地を強奪するために三里塚反対同盟と共有者を千葉地裁に提訴した。空港会社は空港機能の拡大を図るために 第3(C)滑走路を完成させ、併せて空港ターミナルの施設の全面的配置変えを計画している。
 そのためにはどうしても3本の滑走路の結節点に存在する横堀の農業研修センターを撤去し、土地を確保しなければならないのだ。空港会社は提訴に先立って、「申入書」(6月15日付)を空港反対同盟・柳川秀夫代表世話人をはじめ4名の地権者に送りつけてきた。それは空港会社が過半数の共有持分権を有しているから、反対同盟は早急に建物を収去し、土地を明け渡せというものだった。 そして一か月以内にそれを行わないのなら、法的措置を行う、と一方的に通告するものだった。空港会社は自らが必要とするものは司法権力を使って手に入れるということである。
 政府―空港公団(当時)は成田空港を建設するにあたって農民の反対を国家権力機動隊の力を使って抑え込んで推し進めてきた。農民とそれに連帯する労働者、市民の闘いにより滑走路1本で開港せざるを得なかった。政府―公団はさらに建設を進めるために「それまでのやり方は誤りであった」と謝罪し、「これからは強権的な手段は使わないで、話し合いによる解決を図る」と確約した。
 しかしその後はすべて裁判によって反対運動の拠点を破壊し、土地を強奪してきたのだ。今回の横堀農業研修センターへの攻撃もその延長線上にある。裁判による土地強奪を許すな!

      民間空港・港湾の自衛隊使用を許すな!

 政府が、全国の民間空港・港湾を自衛隊が使用するために整備を進める「公共インフラ整備」計画がマスコミの報道で明らかとなった。自衛隊などが使いやすいよう延伸や拡張をする空港・港湾38が挙げられている。政府は自治体と協議し、平時から自衛隊や海上保安庁が訓練などで円滑に利用できるようにするとして、すでに自治体と水面下で協議をしている。浜田靖一前防衛相は空港・港湾の自衛隊使用の必要性について、成田空港と沖縄・宮古島の下地島空港の名をはじめて具体的に挙げて語っている。
 成田空港は1978年開港に際して、軍事使用はしないという確約を成田市と結んでいるが、軍事体制が強まる中、反故にされる可能性は大きい。 第3滑走路の建設は単に経済的な理由にとどまらず、軍事的な必要から大きな意味を持っている。自衛隊―米軍が自由に使用できる軍事的拠点として位置づけられている。周辺に建設・拡大されようとしている倉庫などの流通施設はすぐに兵站基地として使用されることになる。こうした軍事拠点としての空港機能拡大、第3滑走路建設に反対していこう!

 1・7東峰現地行動に結集し共に闘おう!

 11.29米軍オスプレイ墜落糾弾!政府は 直ちに全てのオスプレイの飛行を中止し、オスプレイを全面的に撤去せよ!
 ロシアはウクライナ侵略をやめ、直ちに撤退しろ! NATO・米国はウクライナから手を引け!
 イスラエルのパレスチナ人民大虐殺弾劾! 米帝のイスラエル支持―虐殺加担弾劾! G7のイスラエル支持弾劾! イスラエルの占領支配粉砕! 
 日本政府のイスラエルとの政治・軍事・経済関係強化をゆるすな! パレスチナ連帯の闘いを強化しよう!

三里塚空港に反対する連絡会 2023.12.3

24旗開き★24.1.7東峰現地行動ビラ(pdfに飛びます)


【表】24旗開き★24.1.7東峰現地行動

 














【裏】24旗開き★24.1.7東峰現地行動