2025年12月10日水曜日

三里塚闘争60年! 第3滑走路のための土地取上げ許さない! 横堀農業研修センター控訴審を闘おう!

 2026年反対同盟旗開き&1.11横堀デモ


 2025年6月16日、千葉地裁は横堀農業研修センター裁判で成田空港会社の一方的な主張を認め、被告にされた三里塚芝山連合空港反対同盟(柳川秀夫代表世話人)と柳川さんら4人の共有者に対して、センターの共有地の全面的価格賠償方式による強制買収と建物強制撤去を命じる不当判決を出しました(仮執行はつかず)。

 一審判決は民事裁判での土地取上は強制的手段ではないという空港会社の解釈を追認するすり替えを行い、さらに滑走路建設計画の中身を問うことなく、研修センターは誘導路上にあるから必要だという空港会社の主張を追認しました。
 不当判決に対して、柳川秀夫さんら共有者と反対同盟は6月27日に東京高裁に控訴。8月12日、控訴理由書を提出。藤井直樹・成田国際空港会社社長、空港拡張に同意した熊谷俊人・千葉県知事の証人申請を行いました。
 26年春までに予想される控訴審・東京高裁口頭弁論への傍聴行動(日程未定)、引き続きの支援を呼びかけます。
    
                 「第2の開港」28年度第3滑走路計画は破綻する

 成田空港は「第2の開港」と称して、2028年度年間発着回数50万回化のための機能強化計画を強行しています。空港会社は25年5月第3滑走路本格工事着工式を行い、同10月には年間発着回数を30万回から34万回に拡大しました。機能強化は空港敷地を倍増させ、第3(C)滑走路建設・B滑走路延伸・夜間発着制限緩和を行う計画です。
 着工されても第3滑走路用地の確保率は民有地で74%に過ぎず、用地確保のめどが立っていません。空港労働者やインフラ・燃料の不足などの空港の現状を見れば28年度滑走路完成計画には疑問符がつけられます。
 ディズニーランド20コ分の緑の大地を破壊して気候対策に逆行し、住民の騒音被害を拡大させ、有事には軍事利用される巨大空港拡張計画は不要です。
 現空港と第3滑走路をつなぐ誘導路の結節点の位置にあるのが横堀農業研修センターであり、機能強化の狙いであるワンターミナル構想は反対同盟の現地拠点である横堀鉄塔・案山子亭、木の根ペンションがある限り実現不可能です。
 2026年は、1966年に佐藤栄作政権が住民への一言も相談もなしに三里塚地区への空港建設を閣議決定したのに対して、農民が三里塚芝山連合空港反対同盟を結成、三里塚闘争が始まってから60年となります。
 1月11日、三里塚・横堀で第3滑走路建設、裁判による土地取上げに反対の声をあげましょう。
(25年12月)


2026反対同盟旗開き
日時:2026年1月11日(日)正午
主催:三里塚芝山連合空港反対同盟(代表世話人・柳川秀夫)
場所:横堀農業研修センター(山武郡芝山町香山新田125-1 連絡先:03-3372-9408)
参加費:1000円
•【会場への行き方】:京成上野駅9 時33分発(成田空港行き)→京成成田10:42着/乗換 京成東成田線 [芝山千代田行き] 10:54発 → 11:00着 東成田着 (地上で迎車あり)※乗車希望は事前に連絡を

1・11横堀デモ
日時:2026年1月11日(日)午後2時
場所:横堀農業研修センター(山武郡芝山町香山新田125-1)
主催:三里塚大地共有運動の会、横堀農業研修センター裁判を支える会
連絡先:03-3372-9408
【会場への行き方】デモから参加は、東成田駅地上13時30分集合 迎えの車待機  ※乗車希望は事前に連絡を
京成上野駅 11:34発(京成成田行き)→12:38着 京成成田/乗換 京成東成田線[芝山千代田行き] 12:54発→13:00着 東成田


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